1週間のコマース領域の注目ニュースとスタートアップを紹介します。
6月28日~6月30日の3日間に渡り開催される「IVS2023 KYOTO」のメインコンテンツであり、起業家の登竜門となっているLAUNCHPAD に、New Commerce Venturesの支援先である株式会社OpenFactory、テープス株式会社の2社が登壇します。
OpenFactoryは、プリントオンデマンドをWEBに組み込むものづくりサービス「Printio」、テープスはECに特化したノーコードツール「TēPs」を提供しています。
また、New Commerce Venturesでは、IVS期間中に以下3つのイベントを開催予定です。コマース領域に関心のある方は是非ご参加ください。
6月28日17-18時
リテール・物流・ECのプロが語るスタートアップが挑戦すべきNEXT BIG THINGS
いつも 取締役副社長 望月智之様、SGホールディングス 経営企画部 経営企画ユニット 担当部長 伊藤勇輝様、東芝テック 新規事業戦略部 石井達也様をお招きして、小売・物流・ECの最新トレンドを語っていただくセッションです。
6月29日21-23時
コマース交流会@IVS KYOTO
コマース領域の起業家やVC・CVC・事業会社の方々の交流会を開催します。
▼申込はこちら
https://ivs-commerce-meetup-vol2.peatix.com/
6月30日11-12時
国内シードアクセラレーター一挙登壇!アクセラレータープログラムリバースピッチ
アクセラレータープログラムを運営するVC10社によるプログラム紹介セッションです。
参考記事:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000101.000059319.html
ヤマト運輸はメール便などの配達を日本郵便に委託することを発表しました。
ヤマトのメール便「クロネコDM便」は24年1月末で終了、日本郵便「ゆうメール」を活用した「クロネコゆうメール」へ。小型薄型荷物「ネコポス」は24年度末までに順次終了、日本郵便との「クロネコゆうパケット」へ切替予定とのことです。サービス切替に伴い、ヤマトは集荷業務のみを行い、全国に62カ所ある日本郵便の拠点まで運び、仕分け・配達は日本郵便が行うそうです。
ヤマトのメール便・小型薄型荷物は、宅配便との仕分け・配送委託の統一ができておらず、宅配便への注力により採算性の向上を目指すそうです。物流業界では、2024年問題への対応が求められる中で大手企業同士の連携が加速しています。このような連携を効率化するソリューション、中小の荷主・運送会社の課題を解決するソリューションにも注目したいと思います。
参考記事:https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC192L20Z10C23A6000000/
2022年のリリース以降急激に成長しているディスカウントショッピングアプリ「Temu」が、5月の月次売上でSheinを20%上回ったことがBloombergにより報道されました。
Temuは、中国のソーシャルコマース大手Pinduoduoが提供する米国向けディスカウントショッピングアプリで、様々なアイテムを低価格で販売、2022年後半よりAppleおよびAndroidのアプリダウンロードランキング(ショッピングカテゴリー)で1位を記録しています。
Temuは、Wishと同様にバラエティ豊かな商品を低価格で販売していますが、模造品や低品質の商品を減らし、安かろう悪かろうではない高品質なディスカウントショップとして成長しています。
これに対して、Sheinは、SkechersやLansinohなどの他社ブランド製品の取り扱いを開始、従来のSPA・自社ECモデルからマーケットプレイスへと拡大する動きを見せています。
設立年:2018年
国:米国
直近調達:15Mドル/23年6月/Series B/
累計調達金額:68Mドル
主要投資家:Brand Foundry Ventures, Equal Ventures, Hyde Park Venture Partners, Costanoa Ventures, Northern Trust
会社HP:https://leapinc.com/
事業概要(2023年6月 調達時点):
・DTCブランド向けの店舗運営代行
・好立地、洗練された店舗デザイン、スタッフ含めた運営代行、データドリブンな店舗運営が特徴
・リース契約はLeapが行う形式で、ブランドは出店コストの75%カットが可能。
・店舗での購入者の90%は新規顧客
・アパレルを中心に50ブランド、100店舗(11の市場)が顧客
・22年1月から売上2倍
・資金使途は拠点の開発
・DTCブランドは体験拠点としての店舗の重要性が高まっている
調達ニュース:https://www.prnewswire.com/news-releases/leap-announces-15-million-fundraise-301856218.html
設立年:2022年
国:スペイン
直近調達:9Mドル/23年6月/Seed/
累計調達金額:10Mドル
主要投資家:Sequoia Capital, Y Combinator, Global Founders Capital, Alma Mundi Ventures, Oscar Pierre
会社HP:https://itsrever.com
事業概要(2023年6月 調達時点):
・返品業務のone-stop管理SaaS
・返品申請、配送、返金、交換等のステータス管理・自動化が可能
・30%のコスト削減、購買後満足度の向上(+90%)が見込める
・返品の47%を交換or自社ポイントの付与での対応(返金と比較し売上に繋がるので店舗としては良い)
・顧客数は130に及び、エコノミクスは成立しているとのこと
・市場では返品率は10%を超え増加傾向、消費者の96%は返品ポリシーが容易な店舗を好む
・Loop Returns, ReturnLogic and Sendcloud,などの競合が存在
調達ニュース:https://techcrunch.com/2023/06/19/y-combinator-backed-rever-aims-to-modernize-refunds-and-returns/
設立年:2021年
国:米国
直近調達:NA/23年6月/Seed/
累計調達金額:7Mドル
主要投資家:StageDotO
会社HP:https://trygoodbuy.com
事業概要(2023年6月 調達時点):
・小規模EC事業者の商品レコメンドを行う拡張機能
・大手ECの寡占化の現状を危惧。小規模EC事業者の集客支援をコンセプトとした事業
・goodbuy拡張機能をインストールすると、大手ECサイト/検索エンジンで商品検索した際に小規模ECの類似商品をポップアップで表示
・拡張機能のみならずstandaloneのマケプレも運営
・出店者の自己申告制で製品に特徴的なタグが付与されている(例.vegan,black-owned,sustainable etc)
・18.5万のEC事業者、1950万の商品が出品
・マネタイズはアフィリエイトモデル。一律10%の手数料。
調達ニュース:https://boisedev.com/news/2023/06/20/goodbuy-seed-round/
New Commerce Venturesでは、コマース領域のスタートアップの支援、事業会社のオープンイノベション支援を行っています。資金調達やアイディアの壁打ち、オープンイノベーションのご相談は、info@newcommerce.venturesもしくは大久保・松山のTwitterまでご連絡ください。
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