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2024/03/26

こんにちわ!New Commerce Ventures大久保です。
本日は、直近気になったスタートアップ調達について5つpickしてご紹介します!
簡単にはなりますがpickした背景と会社概要をお話します。

1社目は今回タイトルにもなっている旅行領域のTravelJoyです。
SNSの発展に伴い個人でも集客力を持てるようになり様々な業界で独立しやすくなっています。そういった独立する際の活躍を支援する切り口の旅行領域の事業です。

旅行代理店業務の効率化SaaS「TravelJoy」

設立年:2016年
国:米国
直近調達:10Mドル/24年3月/Series A/
累計調達金額:10Mドル
主要投資家:Acrew Capital, Base Ventures, NFX, Concrete Rose Capital, Founder Collective
会社HP:https://traveljoy.com/

事業概要:
・旅行代理店向け運営効率化SaaS
・本システムを利用すると代理店は旅行者へ旅程提案(宿、飛行機、アクティビティ、保険…)、請求業務、旅程の進捗管理、CRMなどを一括管理可能に
・50の旅行代理店にヒアリングして創業。現在は数千の顧客を抱える(米国には20万+の旅行agencyが存在)
・現在、PF上で年間$1Bの取扱高を支援
・マネタイズは月$30+決済手数料の従量課金

調達ニュース(2024年3月 調達時点)
https://techcrunch.com/2024/03/01/backed-by-10m-series-a-traveljoy-is-riding-the-post-covid-demand-for-expert-travel-planning/

2社目は同様の切り口のShopMyです。
こちらは、TravelJoy同様、クリエイターエコノミー領域の一種ですが、”商品紹介”という軸でクリエイターが収益を上げやすくする事業です。

クリエイターのマネタイズ支援PF「ShopMy」

設立年:2020年
国:米国
直近調達:19Mドル/24年3月/
累計調達金額:28Mドル
主要投資家:Scott Belsky, AlleyCorp, Inspired Capital Partners, Justin Kan, Jennifer Fleiss
会社HP:https://shopmy.us

事業概要:
・クリエイターのマネタイズ支援PF
・クリエイターはSNS等で商品を紹介し売れたら収益が上がる仕組み
・クリエイターにはストアフロントの構築、アフィリエイト商品の提供を行う
・4万人のクリエイターが利用しており、累計数十億円の収益を還元
・アフィリエイト対象商品は5万店舗分に及ぶ
・ブランドにとってはクリエイター発見のPFで直接クリエイターとのやり取りも可能
・マネタイズは一部販売手数料の分配とブランドへのサブスク費用(月$999~)
・現在、美容、ライフスタイル、ファッション中心だが今後は旅行等にも参入予定

調達ニュース(2024年3月 調達時点)
https://techcrunch.com/2024/03/14/shopmy-influencer-marketing-platform-lands-18-5-million-funding-round/

3社目はB2Bコマース領域のCatalogです。
B2B領域は市場規模、そして、DXの余地も大きく注目しています。特にエンプラができていることをSMBもできるようにする、一種の”capabilityの民主化”という軸は注目しており本企業も販売管理の効率化をSMBもできるようにしていく事業です。

B2B販売のone-stop管理SaaS「Catalog」

設立年:2022年
国:フランス
直近調達:4Mドル/24年3月/Seed/
累計調達金額:4Mドル
主要投資家:LocalGlobe,Hexa,Helloworld, Kima Ventures, Motier Ventures
会社HP:https://www.startcatalog.com/home-en

事業概要:
・SMB($5-$100Mの売上)向けのB2B販売の管理SaaS
・従来、数百の卸先からの受注メール等を個別に処理しERPに入力していた
・Catalogでは卸先顧客データ、商品データ、価格データ、コミュニケーション等をワンストップ管理。作業効率化が可能に(受注処理時間も80%削減)
・バイヤーの顧客分析、パーソナライズカタログの作成、CRMメッセの自動化も可能
・マネタイズは月額固定のみで、従量課金はとらずウォレットシェアを高める戦略
・現在はホームファッション・アパレル業界にフォーカス

調達ニュース(2024年3月 調達時点)
https://techcrunch.com/2024/03/04/catalog-is-building-the-b2b-commerce-platform-for-small-companies/

4社目はリテールメディア領域のTopsortです。
Amazonの広告売上はYoutubeを超えているといった話に代表されるようにEC領域でもメディア事業が注目を集めています。ただ超大手じゃない限り自社でアドネットワークを構築するのは困難です。こちらも一種の”capabilityの民主化”で、大手じゃないEC企業でも簡単にメディアのマネタイズを実現できるように支援する事業です。

EC向けリテールメディア進出支援「Topsort」

設立年:2021年
国:米国
直近調達:20Mドル/24年2月/Series A/
累計調達金額:29Mドル
主要投資家:Pear VC, FJ Labs, Pareto Holdings, Quiet Capital, Upload Ventures
会社HP:https://www.topsort.com/

事業概要:
・ECサイトのリテールメディア進出支援
・Topsortの提供するAPIを活用することで、容易にECサイトは各種広告プロダクト(リスティングやバナー)が実装可能に
・ECサイトとしては広告が新たな収益源に(ex. JOKRは10%の取引が広告経由、GMV比で15%の売上規模に上る)
・Post-Cookie時代にも対応。広告主とECサイトのデータ統合によりプライバシーに配慮したターゲティングが可能
・広告主はROASを最重要視した運用が可能。出稿したい商品を選択して1クリックでクリエイティブ生成も可能。
・広告主は複数リテールメディアに出稿可能でダッシュボードから一元管理が可能
・昨年はYOY10倍成長。PoshmarkやP&Gなど35カ国で展開

調達ニュース(2024年2月 調達時点)
https://techcrunch.com/2024/03/04/topsort-150m-e-commerce-ads/

5社目はIngridです。
配送・購買後体験領域についてはホットな領域で各社取り組んでおり、Ingridも買収等をすることでone-stop化を推進しています。

配送・返品関連のone-stop SaaS「Ingrid」

設立年:2015年
国:スウェーデン
直近調達:23Mドル/24年3月/Series A/
累計調達金額:34Mドル
主要投資家:Verdane, Schibsted, SEB (Skandinaviska Enskilda Banken), Blq Invest, Adlibris
会社HP:https://www.ingrid.com/

事業概要:
・ECの配送に関わる一連のプロダクトを提供
・特徴的な機能はユーザーが商品選択する段階で自分にあった配送手段を選択できる点(今日届くけど少し割高な選択肢と配送は遅いが割安な選択肢をカート追加時に選択)
・事業者観点では配送ルールの詳細な設定が可能で利益改善につながる
・その他、配送トラッキング、店舗連動(BOPIS対応など)、返品管理など購入後の一連のUX向上ツールも提供
・250の顧客に180カ国で利用されており、年間4000万配送を処理している
・本拠地スウェーデンでは20%のシェアを保有

調達ニュース(2024年3月 調達時点)
https://techcrunch.com/2024/03/19/ingrid-receives-23m-to-expand-an-e-commerce-delivery-platform-that-snubs-free-shipping/

お読みいただき有難うございました!今回ご紹介したTravelJoy、ShopMy、Catalog、Topsort、Ingridのような事業を検討されている方いらしゃればぜひDMかオフィスアワー等でご連絡ください!

▼X
https://twitter.com/Koheei_Okubo

▼オフィスアワー(毎週木曜10-13時)
https://calendar.app.google/R5LuTNj7p5vPSL3W7

▼2023年に資金調達したコマース領域の海外注目企業を紹介するレポート
https://newcommerce.ventures/news/1354/

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大久保洸平
大久保洸平
一般社団法人日本オムニチャネル協会監事。 東京工業大学大学院(技術経営専攻)卒業後、ヤフー株式会社に入社。Yahoo!ショッピングにて、出店企業へのコンサル営業、サービスEC事業立上げ、広告企画の業務に従事。またCSO(Chief Strategy Officer)室にて調査業務も担当。2017年よりYJキャピタル(現Z Venture Capital)に参画。コマース領域を中心としたスタートアップ支援に注力。2022年にNew Commerce Venturesを設立。

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