cropped-NCV_PNG_LOGOandFONT_BLACK.pngcropped-NCV_PNG_LOGOandFONT_BLACK.pngcropped-NCV_PNG_LOGOandFONT_BLACK.pngcropped-NCV_PNG_LOGOandFONT_BLACK.png
  • Accelerator
  • Perspectives
  • Event
  • Portfolio
  • Partner
  • Team
  • Contact
ニュースレター
✕
TikTok Shop、インドネシアのGMV200億ドル超の見通し
2023/07/11
【2023年7月21日開催】北海道のシード起業家を支援するSAPPORO MEETUP開催
2023/07/24

BNPL大手Affirmが返品管理ソリューションReturnlyを売却

2023/07/19

1週間のコマース領域の注目ニュースとスタートアップを紹介します。

 

📰今週の注目ニュース📰

送料無料の最低注文金額、平均120%以上の値上げへ

返品・配送追跡等の購入後体験ソリューションを提供するNarvarは、配送コストの高騰に伴い、小売事業者の送料無料の平均最低注文金額は、2019年の52USDから64USDへと上昇しているとの調査結果を発表しました。
この調査は、48社の小売事業者をサンプルとした調査で、送料無料の最低注文金額を値上げした企業にはMacy’sやAbercrombie & Fitch等が含まれています。
Amazonは、昨年配送コストの上昇により、Amazon Primeの会員料金を年額119USDから139USDへ値上げしており、配送負荷の増加に 伴い、同様の値上げが波及していくと考えられます。

国内でも経済産業省、農林水産省、国土交通省による2024年問題に対する政策パッケージの一つとして、EC事業者に対する送料無料表示の変更要請が議論されており、送料無料の最低注文金額の値上げ、さらに送料無料自体やその表現の変更が国内でも加速していく見通しです。

参考記事:https://www.wsj.com/articles/retailers-set-higher-bars-for-free-shipping-as-delivery-costs-surge-3c8b9a39

 

BNPL大手Affirmが返品管理ソリューションReturnlyを売却

BNPL(後払い決済)大手のAffirmは、2021年に買収した返品管理ソリューション「Returnly」を売却すると発表しました。
Affirmは、2021年6月に3億USDでReturnlyを買収、同社のBNPLサービス利用者に対して返品・返金をスムーズに実現できるよう連携を行ってきました。今後は、同じく返品管理ソリューションを提供するLoopと戦略的提携を締結、2023年10月までにReturnlyの加盟店に対してLoopに移行するよう促していくそうです。

現在Loopの加盟店数は約2,200店、Returnlyの加盟店数は約1,500店となっており、Loopの成長が期待されます。
一方で直近Affirmは、売上成長率の鈍化に対して営業損失が拡大、今年2月には500人規模のレイオフを行っています。黒字化のため、今回の返品管理事業の見直しを図っていると考えられますが、コストカットと同時に従来の高い売上成長率を復活できるかが注目されています。

参考記事:https://www.paymentsdive.com/news/affirm-shuts-down-divests-returnly-partners-loop-payments-bnpl-merchants/685575/

 

セイノーHD、物流領域特化の2号ファンドを開設

セイノーホールディングスとSpiral Innovation Partnersは、現在運営中の物流領域特化ファンド「Logistics Innovation Fund」の2号ファンドとして、「Value Chain Innovation Fund」を70億円で設立したことを発表しました。
Logistics Innovation Fundは、物流業界全体のバージョンアップと課題解決を目的として設立から現在までに、Openlogi、Hacobu、ミナカラ、Shippio、207、Azit、ROMS等スタートアップ16社へ投資、5件のファンド出資を行い、多くの協業事例を創出してきたそうです。

一方で2024年問題が叫ばれる中で”物流領域”のスタートアップとの取り組みのみでは、業界全体の課題を解決できないのではないかという問題意識から、今回新たにValue Chain Innovation Fundを設立、物流領域を中心としつつも、その川上・川下にも投資領域を拡大し、荷主企業様のバリューチェーン全体への価値提供を目指していくそうです。
今後の物流のあり方は、小売・流通領域特化のNew Commerce Venturesとしても解決を目指す大きな課題の一つと認識しており、様々な企業との連携により課題解決へ貢献していきたいと考えています。

参考記事:https://www.seino.co.jp/seino/news/shd/2023/0711-01.htm

 

 

🦄今週の注目スタートアップ🦄

店舗/倉庫内の在庫位置把握ソリューション「RADAR」

店舗/倉庫内の在庫位置把握ソリューション「RADAR」

設立年:2013年

国:米国

直近調達:30Mドル/23年7月/Series A/

累計調達金額:90Mドル

主要投資家:Y Combinator, NTT DoCoMo, NTT DOCOMO Ventures, Colle Capital Partners, Sound Ventures

会社HP:https://goradar.com

事業概要(2023年7月 調達時点):
-店舗/倉庫内の在庫位置把握ソリューション
-RFIDとコンピュータビジョンを用いることで実現
-店舗におけるリアルタイム在庫管理(EC の店舗出荷に応用可能)や無人決済ソリューションに応用可能
-天井にセンサー・カメラを設置することでピンポイントでの位置把握が可能
-アメリカンイーグル500店舗での導入予定。他大手小売2社でのPoC中

調達ニュース:https://www.finsmes.com/2023/07/radar-raises-30m-in-series-a-funding.html

 

農産物業界のERP・ファイナンス支援「Silo」

農産物業界のERP・ファイナンス支援「Silo」

設立年:2018年

国:米国

直近調達:100Mドル/23年7月/Debt Financing/

累計調達金額:169Mドル

主要投資家:First Citizens Bank, Andreessen Horowitz, Tribe Capital, Initialized Capital, Garry Tan

会社HP:https://usesilo.com

事業概要(2023年7月 調達時点):
-農産物業界のERP・ファイナンス支援
-仕入、販売、在庫・輸送、会計、支払いをワンストプシステムで管理可能
-データの構造化、不正検知、商品分類など随所でAIを活用
-可視化により利益改善、効率化が可能
-ファイナンス支援であるRBF「「Cash Advance」、早期入金サービス「Instant Pay」も提供
-RBF用に今回銀行から$100Mを融資で調達
-2022年12月から2倍に成長し数千万ドルの売上規模に
-$27Bに及ぶ食品サプラチェーン領域にはPando、Prewaveといった競合が存在

調達ニュース:https://techcrunch.com/2023/07/12/silo-raises-32m-to-help-food-supply-chain-companies-manage-their-finances/

 

BtoB取引の最適化支援SaaS「Revolear」

BtoB取引の最適化支援SaaS「Revolear」

設立年:2022年

国:米国

直近調達:6Mドル/23年7月/Seed/

累計調達金額:6Mドル

主要投資家:Craig Ramsey, Young Sohn, Mark Armenante, Matt Wallach, James Ramsey

会社HP:https://www.revolear.com/

事業概要(2023年7月 調達時点):
-BtoB取引の最適化支援SaaS
-大型の商談案件は関係部署の多様化、ステークホルダーの多様化により意思決定が複雑化している
-revolearは案件を360度で可視化(法務、会計、運用、売上・利益)
-案件情報が各部署にリアルタイム連携され意思決定をスピード化
-generative AIをフル活用(予測、価格、交渉の最適化、ドキュメンテーション、ワークフローの自動化)
-negotiation as a service領域ではPACTUM、Nibble、BATNAなどが存在
-現在クローズド版の提供中
-創業者は当該領域で25年の経験を持つsalesforce,vlociyの元幹部

調達ニュース:https://www.revolear.com/blog/revolear-announces-6m-in-seed-financing

 

 

 

起業アイディア・資金調達の相談ができるオフィスアワー開催中‼︎

New Commerce Venturesでは、起業アイディアのブラッシュアップや資金調達、オープンイノベーション等の相談ができるオンラインオフィスアワーを開催しています!1枠30分で以下フォームから予約可能です。まだアイディアが固まっていないというタイミングでもカジュアルにご相談ください!

大久保洸平(毎週木曜日10-13時)
https://calendar.app.google/hNRASRJB2PDGEhZJ7

松山馨太(毎週火曜日10-13時)
https://calendar.app.google/GnScPtUt2quTSLGp6

皆様のご相談お待ちしています!

 

▼コマース領域の各種レポート

New Commerce Venturesでは、コマース領域の注目企業やトレンド等のレポートを定期的に発行しています。

Commerce Market Trend 2022
2022年の海外・国内のコマース市場動向、資金調達・IPO・M&A動向、2023年の注目トレンドをまとめたレポート

Commerce Startup Funding 2022
2022年に資金調達したコマース領域の海外注目企業を紹介するレポート

 

 

【PR】国内唯一のWEB広告費用の後払い4分割サービス「AD YELL」
New Commerce Ventures(本メールマガジン)経由の導入であれば、初月手数料無料(上限30万円)!

■WEB広告費用の後払い4分割サービス「AD YELL(アドエール)」
スタートアップ/ベンチャー企業様・成長企業様でのご導入が多くなっており、正式ローンチから9ヶ月で広告費取引総額100億円を突破している注目サービスです。

■「AD YELL(アドエール)」ってどんなサービス?
Google・Facebook・Yahoo!・Instagram・TikTok等の主要なWEB運用型広告媒体や、アフィリエイト広告を対象に、広告費用の4回分割・後払いが可能になります。インハウスで広告出稿されている企業様、代理店様経由で広告出稿されている企業様、どちらも対応可能です!

■New Commerce Ventures(本メールマガジン)経由の特別優待内容!
「初月手数料無料(上限30万円)」
※商談時に「New Commerce Ventures」経由と担当者にお伝えください。

この機会に、ぜひ詳細をご覧ください。

詳細・お問い合わせはこちら↓↓
https://vankable.co.jp/lp/?utm_medium=ncv

Share
松山馨太
松山馨太
ヤフー株式会社入社後、広告営業を経て、株式会社GYAOへ出向、ネットワーク推進室室長、広告開発部部長として営業企画や放送局との事業開発等に従事。その後、地域課題の解決を目的として起業。 2018年よりYJキャピタル(現Z Venture Capital)に参画、アクセラレータープログラムCode Republicの共同代表として、シード期のスタートアップ支援に注力。 2022年より小売・流通をDX・SXするスタートアップを支援するNew Commerce Venturesを設立。

Related posts

2023/09/26

Amazon、RFIDによるレジレス決済を発表


Read more
2023/09/19

TikTok Shopが米国で正式開始


Read more
2023/09/12

2023年小売業売上ランキング上位10社、ドラッグストアが躍進


Read more

ニュースレターに登録する

コマース領域の最新トレンドや海外スタートアップ情報、起業ノウハウをお届けするニュースレターを配信中

* indicates required





© 2023 New Commerce Ventures
    ニュースレター