cropped-NCV_PNG_LOGOandFONT_BLACK.pngcropped-NCV_PNG_LOGOandFONT_BLACK.pngcropped-NCV_PNG_LOGOandFONT_BLACK.pngcropped-NCV_PNG_LOGOandFONT_BLACK.png
  • Perspectives
  • Event
  • Portfolio
  • Partner
  • Team
  • Contact
ニュースレター
✕
Amazon、AIにより配送を高速化へ
2023/05/23
送料無料がなくなる?2024年問題の解決に向けた政策パッケージ発表
2023/06/06

SDGsと経済性を両立、ソーシャルグッドなECのクラダシが上場へ

2023/05/30

1週間のコマース領域の注目ニュースとスタートアップを紹介します。

 

📰今週の注目ニュース📰

SDGsと経済性を両立、クラダシが上場へ

ソーシャルグッドなECサービス「Kuradashi」を運営する株式会社クラダシが上場承認を受け、6月30日上場予定です。
クラダシは、2014年7月創業、2015年2月に「Kuradashi」をサービス開始。フードロスの削減を目的にメーカー・卸・小売のまだ食べられるにも関わらず廃棄される商品を低価格で販売、売上の一部を環境保護・災害支援に寄附するソーシャルグッドなECサービスとして成長してきました。
2022年6月期実績は売上高20.7億円(前期比64.1%増)、営業損失7400万円、純損失8000万円、2023年6月期予想は売上高30.0億円(前期比44.9%増)、営業損失1.64億円、純損失1.7億円となっています。現在のUU数は24,622人、低価格を売りにしていますが、まとめ買いによりARPUは9104円となっています。

環境省や農林水産省等の各表彰や承認ハードルが高いと言われるB Corp認証を取得するなどソーシャルグッドと経済性を両立するビジネスを創りあげています。
今回の上場では発行済み株式数9,613,358株に対して、公募株数1,150,000株、売出株数2,645,000株(24.5%)で想定時価総額53.8億円が予定されています。

参考記事:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000431.000014485.html

 

Google、商品画像を自動生成するAIツールをリリース

Googleは、ブランド企業が商品画像を無料で作成できるGenerative AIツールをリリースしました。このツールでは、商品画像の雰囲気や背景イメージを指示するプロンプトを入力することで簡単にオリジナル商品画像を生成できます。
さらに低解像度の画像の高画質化や画像の商品切り抜きもできるため、再度撮影することなく自分好みの新たなオリジナル画像を生成することができます。
Googleショッピングでの掲載画像や広告キャンペーンでの使用を想定しており、2024 年中に世界展開を予定しているそうです。

5月上旬にはMetaが同様のサービスをリリースしており、スタートアップでもFlair AIや商品画像・広告文の両方を自動生成するTypeface 等類似サービスが続々とリリースしています。国内においても類似サービスが複数生まれており、スタートアップが勝ち抜いていくには、汎用的なサービスではなく業界の商習慣や業務プロセスに最適化したソリューションが必須と考えています。

参考記事:https://techcrunch.com/2023/05/23/google-product-studio-tool-lets-merchants-create-product-imagery-using-generative-ai/

 

有名ブランドをスコア化、D2Cに強いVCが創るブランド計測ツール

Warby ParkerやGlossier、Away等多くのD2Cブランドやコンシューマーサービスに対する投資を強みとする米国のベンチャーキャピタルForerunner Venturesが、ブランドパワーを可視化〜評価できるフレームワーク「ブランドパワースコア」を一般公開しました。
過去10年間多くのブランドに投資してきたForerunnerでは、このブランドパワースコアを元にブランドの評価と投資検討を行ってきたそうです。

ブランドパワーはFeelings(感情)、Reliability(信頼性)、Identity(アイデンティティ)、Experience(経験)、North Star(北極星=目標)、Differentiation(差別化)の6つの項目をアンケート調査を通じて、スコア化しています。
ブランドパワースコアの公式サイトでは、ピクサーやダイソン、ハーレー等の有名ブランドのスコアも掲載されており、自社ブランドとの比較が可能です。

参考記事:https://brandpowerscore.com/

 

 

🦄今週の注目スタートアップ🦄

全米中の店舗内商品価格のDB・BI「Datasembly」

全米中の店舗内商品価格のDB・BI「Datasembly」

設立年:2014年

国:米国

直近調達:16Mドル/23年5月/Series B/

累計調達金額:35Mドル

主要投資家:500 Global, Valor Equity Partners, Craft Ventures, Grotech Ventures, Halcyon Incubator

会社HP:http://datasembly.com

事業概要(2023年5月 調達時点):
・米国中の店舗内商品のリアルタイム価格DB・BI
・小売・CPGブランド向けに提供。店舗×商品単位での価格DB
・例)”同地域の競合店舗”での”ペプシ”の販売価格などを検索可能。自社の価格設定等に活かせる
・120億の価格/値引き/品揃え情報を15万店舗に渡り(リアル店舗中心)毎週収集
・データソースは公開情報・3rdpartydataを統合
・ターゲットやウォルグリーン等230の小売店、ネスレなどのブランドなど数百社がパートナー
・課金はデータ取得したい店舗・商品数に応じて変動

調達ニュース:https://techcrunch.com/2023/05/23/datasembly-grabs-16m-to-give-brick-and-mortar-retail-a-big-data-pricing-intel-boost/

 

クーポンの自動適用拡張機能/app「Checkmate」

クーポンの自動適用拡張機能/app「Checkmate」

設立年:2022年

国:米国

直近調達:15Mドル/23年5月/Series A/

累計調達金額:20Mドル

主要投資家:Susa Ventures, Google Ventures, Blackbird Ventures, MANTIS Venture Capital, Liquid 2 Ventures

会社HP:http://joincheckmate.com

事業概要(2023年5月 調達時点):
・クーポンコードを自動集約しお得にお買い物できるアプリ/拡張機能
・クーポンコード、ギフトカードをインターネット上・自身のメール受信箱から収集し決済時に自動適用
・ユーザーは簡単に、競合サービスの2倍お得にお買い物が可能
・配送のトラッキングもアプリから可能
・対応サイトは4万+
・22年末にアプリストア1位獲得しユーザー数は40万超え(6万DAU)、Tiktok・Instagramで60万フォロワー
・ビジネスモデルはアフィリエイト型で1%-7%の収益

調達ニュース:https://techcrunch.com/2023/05/25/celebrity-investors-pile-into-consumer-savings-startup-checkmate/

 

”ヒト”の虹彩認証World ID・tokenの発行「Tools For Humanity/ Worldcoin」

”ヒト”の虹彩認証World ID・tokenの発行「Tools For Humanity/ Worldcoin」

設立年:2020年

国:米国

直近調達:115Mドル/23年5月/Series C/

累計調達金額:115Mドル

主要投資家:Blockchain Capital, Distributed Global, a16z crypto, Bain Capital Crypto

会社HP:https://worldcoin.org/

事業概要(2023年5月 調達時点):
・虹彩認証によるID・tokenの発行
・Orbと呼ばれるデバイスで虹彩認証しWorldID生成、トークンWorldcoinがもらえる
・生成系AIが普及する中で、人間であるか、AIであるかの判定に活用可能(ツイッターのbot判定など)
・虹彩データは「irishHash」と呼ばれるデジタルコードに変換され、虹彩の画像データは保持しないことで安全性を担保
・worldcoinを世界中に配布し金融サービスのアクセスを向上し経済格差をなくすことが目標
・既に2百万人の目をスキャン
・虹彩は指紋・顔認証等と比較しても高い正確性
・Orbデバイスは300個運用中で、2000個製造中
・将来AIが創出する利益をworldIDと紐づけ分配するといった構想も

調達ニュース:https://techcrunch.com/2023/05/26/explaining-blockchain-capitals-big-bet-on-an-eyeball-scanning-orb/

 

New Commerce Venturesでは、コマース領域のスタートアップの支援、事業会社のオープンイノベション支援を行っています。資金調達やアイディアの壁打ち、オープンイノベーションのご相談は、info@newcommerce.venturesもしくは大久保・松山のTwitterまでご連絡ください。

Share
松山馨太
松山馨太
ヤフー株式会社入社後、広告営業を経て、株式会社GYAOへ出向、ネットワーク推進室室長、広告開発部部長として営業企画や放送局との事業開発等に従事。その後、地域課題の解決を目的として起業。 2018年よりYJキャピタル(現Z Venture Capital)に参画、アクセラレータープログラムCode Republicの共同代表として、シード期のスタートアップ支援に注力。 2022年より小売・流通をDX・SXするスタートアップを支援するNew Commerce Venturesを設立。

Related posts

2023/12/31

2023年 8つのトレンドを振り返る~「Commerce Startup Funding 2023」 122事例の補足説明~


Read more
2023/12/19

Temu、2023年に最もダウンロードされたアプリへ


Read more
2023/12/12

EU、アパレル在庫の廃棄を禁止へ


Read more

🛒レポート配信中


Commerce Market Tend 2025
2024年の国内外のコマース市場動向、2025年の注目トレンドをまとめたレポート
>>詳細はこちら

Commerce Startup Funding 2024
2024年のコマース領域の海外注目スタートアップ100社強をまとめた事例集
>>詳細はこちら

  • TikTok Shop、インドネシアのGMV200億ドル超の見通しTikTok Shop、インドネシアのGMV200億ドル超の見通し
  • 2023年 8つのトレンドを振り返る~「Commerce Startup Funding 2023」 122事例の補足説明~2023年 8つのトレンドを振り返る~「Commerce Startup Funding 2023」 122事例の補足説明~
  • EU、アパレル在庫の廃棄を禁止へEU、アパレル在庫の廃棄を禁止へ
  • 2023年小売業売上ランキング上位10社、ドラッグストアが躍進2023年小売業売上ランキング上位10社、ドラッグストアが躍進
  • Shopify、AIアシスタントをはじめ、外部EC一元管理・B2B等の新機能発表Shopify、AIアシスタントをはじめ、外部EC一元管理・B2B等の新機能発表

ニュースレターに登録する

コマース領域の最新トレンドや海外スタートアップ情報、起業ノウハウをお届けするニュースレターを配信中

* indicates required





© 2025 New Commerce Ventures
    ニュースレター