コマース領域の調達ニュースVol2をお届けします。日本でも投資したいと思う企業をpickしてます。関連領域で起業している方/準備中の方はinfo@newcommerce.venturesもしくはDMでご連絡ください。
設立年:2015年
国:米国
直近調達:6Mドル/2022年2月/Series A/
累計調達金額:6Mドル
主要投資家:Artesian VC, SOSV, Sinovation Ventures, Fosun RZ Capital, Chinaccelerator
会社HP:https://www.voila.love/
事業概要(2022年2月 調達時点):
次世代型のlink-in-bio ECを提供しています。クリエイターがSNSアカウントをVoilaに連携すると過去SNSに投稿した商品をAIが自動解析し、類似の商品カタログ(アフィリエイト商品)をbio上にリスト化してくれます。価格帯別の類似商品、一緒に購入すると良い商品等も自動生成されユーザーの購入までをシームレスにサポートしています。すでに、1.2万人のクリエイターが登録、プロダクトリンクは7000万+に及び、ブランドは1.6万、GMVは$50Mを突破するそうです。
設立年:2013年
国:米国
直近調達:935Mドル/2022年2月/Series E/ val:$8B
累計調達金額:2239Mドル
主要投資家:Shopify, SoftBank Vision Fund, Andreessen Horowitz, 8VC, Y Combinator
会社HP:https://www.flexport.com/
事業概要(2022年2月 調達時点):
デジタルフォワーダー・ロジスティクスPFを運営しています。小売・メーカー・商社などに、陸海空の輸送手段(自社及び外部キャリア)、金融サービス(トレードファイナンス、保険etc)を提供しています。すべての工程がデジタル化されていることにより、業務効率化(紙→デジタル)、最適な輸送手段の発見(価格透明性etc)、データ分析などが可能になります。すでに、112カ国で1万を超えるブランドが顧客におり、$19Bの及ぶ輸送に携わっています。売上もYOY2倍成長で$3.2Bに到達。サプライチェーンテクノロジーへの投資は全体として加熱しています。
調達ニュース:https://www.bnnbloomberg.ca/e-commerce-company-cart-com-raises-240-million-in-funding-1.1717896
設立年:2018年
国:米国
直近調達:35Mドル/2022年1月/Series B/
累計調達金額:54Mドル
主要投資家:Techstars, Union Square Ventures, 2048 Ventures, Bain Capital Ventures, Matchstick Ventures
会社HP:https://soona.co/
事業概要(2022年1月 調達時点):
商品画像・動画等の撮影代行PFを提供しています。EC事業者は商品をsoonaに送るとプロのカメラマンが撮影をしてくれます(フルタイムが35人、パートナーが100人ほど)。特徴的なのは撮影会にzoomのような形でオンラインでリアルタイム参加できフィードバックができるという点です。写真1枚$39、動画$93からでオプション等が別料金という価格設定です。売上は20年→21年で400%up、今年も300%upを見込んでます。現在顧客は1万に及び、収益の63%はリピートからの売上だそうです。商材は化粧品、アパレルに強く多くはshopifyで事業を行っているそうです。今後はshopify以外への展開や、クリエイティブの最適化への技術投資を行っていく計画です。
設立年:2020年
国:英国
直近調達:35Mドル/2022年1月/Series A/
累計調達金額:41Mドル
主要投資家:Fasanara Capital, Chris Adelsbach, Ben Demiri, Andrea Molteni, Nicholas Kirkwood
会社HP:https://twigcard.com
事業概要(2022年1月 調達時点):
所有物を即時に仮想ポイントに換金できるPFを提供しています。「yourt bank of thing」をスローガンにしているように、ユーザーが所有物をTwigアプリに所有物をアップロードするとTwigポイントに換金することが可能となります(正確には、商品をアップロード→Twigが買取査定&価格提示→ユーザーがokであればポイントゲット→Twigに商品発送し最終確認。ユーザーからするとC2Cで売却するより価格は安いが即時性が高く、簡単なのがメリット)。獲得した電子マネーは商品としてはブランド品の相性がよいとのこと。コンセプトとしてサーキュラエコノミーを訴求しており、21年7月リリース後Z世代からの支持を集め、ユーザーは25万人に達するとのこと。技術基盤はブロックチェーンを駆使しており、web3時代における新たな支払いPFになることを目指しています。
調達ニュース:https://jp.techcrunch.com/2022/02/07/2022-01-11-twig-series-a/
設立年:2019年
国:米国
直近調達:NA/2022年2月/
累計調達金額:NA
主要投資家:Greylock, Felicis Ventures, Slow Ventures, Khosla Ventures, Cowboy Ventures
会社HP:https://noviconnect.com/
事業概要(2022年2月 調達時点):
製品素材の透明性がウリのBtoBマケプレを運営しています。サステイナビリティが注目される中で素材のDBをリッチ化させたマケプレです。主に、ブランドに対して、サステイナブルな製品作りのための安心な素材調達を支援し、小売への卸機能等により販売も支援するマケプレです。aブランド、b工場、c小売、c素材サプライヤーの4者に対してプロダクトを提供し原料、製品、パッケージの素材を可視化(業界基準や認証をクリアしているかも可視化)しているのが最大の特徴となっています。そして各ステークホルダー間で仕入れ、販売が可能なマケプレとなっています。商品としてはビューティー・日用品が中心となっており、特に人気なのはクリーンさが認証されたClean at Sephora, Target Cleanマーク付きの製品群だそうです。マネタイズはメーカからSaaS型で行っています。今回の調達資金でマケプレ機能の拡充、他商材への展開を実施していきます。
調達ニュース:https://jp.techcrunch.com/2022/02/05/2022-02-03-novi-sustainable-sourcing/