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2022/07/11

返品リスクをヘッジする返品保証SaaS

2022/07/04
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  • 資金調達
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コマース領域の調達ニュースVol1をお届けします。日本でも投資したいと思う企業をpickしてます。関連領域で起業している方/準備中の方はinfo@newcommerce.venturesもしくはDMでご連絡ください。

 

SMSマーケ「Voyage SMS」

設立年:2018年
国:米国
直近調達:10Mドル/2022年2月/
累計調達金額:10Mドル
主要投資家:Vin McCauley, RiverPark Ventures, Guild Capital, James Beshara, York IE
会社HP:http://www.voyagesms.com/

事業概要(2022年2月 調達時点):
 SMSマーケティングの最適化を提供しています。顧客セグメント、キャンペーン管理、自動化、シームレスな購入機能、データ分析など、SMSというチャネルをフル活用する一連の機能を提供しています。導入により、ROAS、CTRなどの向上の成果が得られているようです。また今回の調達に合わせて、ライブチャットコマース「liverecover」により機能強化を図りました。当該領域では、Klaviyo、postscriptなども調達するなどSMSマーケに対する注目が高まっています。

調達ニュース:https://www.contentgrip.com/voyagesms-liverecover-funding-acquisition/

 

ブランド向けに返品リスクヘッジサービス提供「Seel」

設立年:2019年
国:米国
直近調達:17Mドル/2022年1月/Series A/
累計調達金額:24Mドル
主要投資家:Foundation Capital, Lightspeed Venture Partners, Afore Capital, West Loop Ventures, Techstars Ventures
会社HP:https://www.seel.com

事業概要(2022年1月 調達時点):
 返品保証をas a serviceでEC事業者に提供しています。EC企業は通常、最終処分セールや、カスタマイズ商品など返品を受け付けていない商品があります。そういった商品をユーザーが購入する時に、返品可能にする有料オプションを追加できる機能を提供しています。具体的には、例えば、ユーザーが購入時返品保証オプションを2ドルで購入すれば、もし、購入後気に入らなかったときに返品することが可能になります。そして、この返金はすべてseelが肩代わりするモデルとなっています。一種の保険のような事業モデルとなっています。現在はshopifyアプリのみの提供となっています。また事業領域としてはhigh-frequency, low-severity (HFLS) リスク領域全般に構築したアルゴリズムを元に展開予定です。

調達ニュース:https://techcrunch.com/2022/01/13/seel-secures-17m-round-to-infuse-ai-in-customer-product-returns/

 

オンラインコースのマケプレ「Domestika」

設立年:2010年
国:米国
直近調達:110Mドル/2022年1月/Series D/ val:$1.3B
累計調達金額:130Mドル
主要投資家:GSV Ventures, Zeev Ventures
会社HP:http://www.domestika.org

事業概要(2022年1月 調達時点):
 クリエイター向けオンラインコースのマケプレを提供しています。内容はadobeの使い方やマーケティング講座など幅広いラインナップです。価格は$10-15が平均的です。1300のエキスパートから2000超の講座が出品されており、毎月110講座が新規登録されています。800万人超のユーザーが累計1300万講座を利用してきたとのこと。講座ごとに参加者同士がコミュニティとして繋がりフィードバックし合うなども特徴です。欧米を中心に12カ国でスタジオを保有し、8カ国語に対応しています。

調達ニュース:https://www.cbinsights.com/research/domestika-series-d-funding/

 

EC as a Service「cart.com」

設立年:2020年
国:米国
直近調達:240Mドル/2022年2月/
累計調達金額:383Mドル
主要投資家:Clearco, Visa, Gaingels, JP Morgan, Moving Capital
会社HP:https://www.cart.com

事業概要(2022年2月 調達時点):
 Ec-as-a-serviceという新しい概念のサービスです。具体的には、ストアフロント、マーケ、フルフィル、金融サービス、CS、事業計画策定までワンストップでEC運営に関するサービスをブランドに提供しています。ブランド側が複数ツール・ベンダーを使う必要がある従来の運用の煩わしさを解決しています。まさに、EC-as-a-serviceです。導入企業では売上up、運用コスト削減等の成果が現れています。PFを20年11月にローンチしてすでに$383M調達するなど注目を浴びており、機能拡充のため直近買収したFB Flurry(2日配送)含めこれまで9社買収(ストアフロント、マーケコンサル、フルフィル会社etc)しております。顧客は3000社超おり、年$3BのGMVをさばいています(YOY400%成長)。EC市場拡大に伴い、より簡単に、より効率的にEC事業を運営したいブランドに支持されており、今後の成長も期待されます。

調達ニュース:https://www.bnnbloomberg.ca/e-commerce-company-cart-com-raises-240-million-in-funding-1.1717896

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大久保洸平
大久保洸平

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