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2024Q3コマース・リテール領域の資金調達動向

2024/10/08

本日は先日発表されたCBInsightによる世界の資金調達動向から、コマース・リテール領域の動向をピックアップしてお伝えします。

 

世界の資金調達動向

2024年Q3の資金調達件数は6056件、調達金額は54.7BUSDと2020年以降最も低い水準となっており、2024年度の着地予測も資金調達件数は20,001件、調達金額は184.8BUSDと2020年以降最低水準、パンデミック前の数値を下回る結果となる見通しです。

特に西洋諸国の中国への投資は昨年に続き減少しており、中国の法人設立件数は2018年の5万1302社をピークに2023年は1202社、2024年はさらに減少が予測されているとの報道も発表されていました。

 

コマース・リテール領域の資金調達動向

全体の資金調達動向の不調に伴い、コマース・リテール領域の資金調達件数・調達金額も2020年以降最低水準となっています。

2024年Q3の資金調達件数は451件、調達金額は4.5BUSD、特に欧米がやや減少、アジアがやや増加している傾向にあります。

ステージ別では、アーリーステージが減少、ミドル・レイターステージが増加傾向にあり、事業の確実性が高まった段階での低リスクな投資へと流れているようです。

国内では、シードステージは比較的お金が集まりやすい傾向にあり、事業の方向性が見えてきたアーリーステージにおいてもリード探しに苦戦するケースを耳にすることが多いものの、フォローは決まっているケースが多く、海外に比べ資金調達のハードルは低い状況であると感じます。

 

コマース・リテール領域の大型調達企業

2024年Q3のコマース・リテール領域の調達額ランキングTOP10は以下の企業となっていました。

各社の事業概要は以下となります。

 

第1位Transportation Equipment Network

スタートアップではありませんが、1974年設立の米国のトレーラーリース会社です。インフラ投資会社I Squared Capitalの傘下にある北米トレーラーリース市場シェア2位の企業です

 

第2位Zepto

2021年設立のインドのクイックコマース企業です。食料品・日用品だけでなく、家電からアパレルまで注文から10分以内配達するサービスを提供しています。

 

第3位Altana AI

2018年設立の米国のAIを活用したグローバルサプライチェーン管理プラットフォームです。ブランドや官公庁向けに原材料の製造元から販売までのコンプライアンスや輸出規制、炭素排出量等の項目がモニタリング可能です。

 

第4位Tekion

2016年設立の米国のスタートアップ、自動車ディーラー向けに業務効率化、顧客ロイヤリティ向上を実現するさまざまな機能を提供するクラウドソリューションです。

 

第5位Windros

2022年設立の中国のス長距離用電動トラック開発企業です。欧米への販売を強化しており、3年以内に中国、米国、欧州で販売台数1万台を目指しているそうです。

 

第6位Bilt Rewards

2021年設立の米国のスタートアップ、消費者向けに家賃の支払いでポイントがもらえるサービスを提供しています。ポイントは旅行やレストラン、ライドシェア等に使用することができ、Bilt上での家賃支払い総額は年間300億USDを突破、急成長を遂げています。

 

第7位Chainguard

2021年設立の米国のスタートアップ、ソフトウェア開発者向けのセキュリティソリューションを提供しています。(コマース・リテール領域に分類されていましたが、ソフトウェアサプライチェーンの話なので関係ない気がします・・)

 

第8位Purplle

2012年設立のインドのスタートアップ、化粧品やスキンケア用品、ヘアケア用品等の美容アイテムを中心とするECサイトを運営しています。

 

第9位Flink

2020年設立のドイツのクイックコマース企業です。食料品を中心に数分以内に配送するサービスをドイツ・オランダにて展開しています。

 

第10位Mytra

2022年設立の米国の倉庫向けロボティクスソリューションです。縦横移動可能で拡張できるロボットを開発しています。

 

以上が2024年Q3の調達金額上位10社となります。上記のような企業をはじめ、コマース・リテール領域で起業を検討中の方がいらっしゃれば、是非お話しさせてください。

▼DMはこちらまで
https://twitter.com/KTMY0507

 

▼出典記事はこちら
https://www.cbinsights.com/research/report/venture-trends-q3-2024/

 

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松山馨太
松山馨太
ヤフー株式会社入社後、広告営業を経て、株式会社GYAOへ出向、ネットワーク推進室室長、広告開発部部長として営業企画や放送局との事業開発等に従事。その後、地域課題の解決を目的として起業。 2018年よりYJキャピタル(現Z Venture Capital)に参画、アクセラレータープログラムCode Republicの共同代表として、シード期のスタートアップ支援に注力。 2022年より小売・流通をDX・SXするスタートアップを支援するNew Commerce Venturesを設立。

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