New Commerce Venturesでは、コマースの未来を創る起業家を支援するアクセラレータープログラムを開催しています。(現在第2期募集中)
今回は第1期プログラムの採択企業であり、生成AIによりEC事業者の課題を解決するLocal Local株式会社代表取締役石橋孝太郎さん・江本侑太さんにアクセラレータープログラムへ参加した経緯や感想をお聞きしました。
弊社は、国内の眠れる資産を承継、自社にてブランド化し、国内外にて販売する事業を展開しております。
現在日本国内中小企業の過半数が、自身の代で廃業予定だと回答しており、その内3割程度が後継者不足による廃業だと言われています。
私たちは、国内の様々な地域に眠る資産を承継・ブランド化することで、失ってはならない日本の文化を後世まで伝えてまいります。
その第一弾として、宮崎県にて焼酎の酒販店を承継し、全国の酒蔵に貯蔵酒として眠っていた価値のある焼酎をブランド化した「HITOYO」を展開しております。
※HITOYOにご興味ある方はこちらよりお問い合わせください!
https://hitoyo.store/
弊社は、2019年に宮崎県の酒販店を事業承継し、オフラインでの小売をメインとした事業を展開しておりました。
しかし、新型コロナウィルス感染拡大の影響により、自社事業をメディアとEC事業にピボットし、どちらもあまり経験のないところから始めるタイミングでした。そんな中で、EC事業の中の主幹事業である「HITOYO」を正式リリースしていく時期と重なっていたため、応募させていただきました。
初期のブランド戦略、また販売戦略の方向性を間違えることなく、丁寧に一歩目を踏み出すためにも、社内だけではなく、多面的な意見・議論の機会があればと考えておりました。
プログラムの募集内容を拝見し、New Commerce Venturesの松山さん、大久保さんはもちろん、小売・ECなどのブランディング、販売戦略などのご経験の深い方々が多いと感じ、応募いたしました。
長く愛され続けるブランドを作るというハードルの高い目標に対して、メンターの方々含め様々な知見をお持ちの方々にフィードバックを頂いたおかげで、ブランドを正式リリースする前後のタイミングで参加できたことは非常に良かったと感じております。
特に、ブランドコンセプトから最終的なデザインやワーディングに落とし込み、一貫性のあるブランド戦略を磨き込むことは、自分たちのみでやっていると気づくことが難しい部分が出てくるのですが、客観的な立場からフィードバックをいただくことで、自分たちのブランド戦略への解像度がとても上がったと感じています。
また、ゲストディナーという形で、コマース業界のトップランナーの方や他VCの方々へのピッチも定期的に開催されていたため、様々な角度からフィードバックをいただくことで、より自分たちの戦略に自信がついたのも、非常に良かった点だと感じました。
結果としては、事業戦略の一歩目を間違いのない方向性で踏み出せたのではないか、納得度の高い状態を作れたのではないかと思います。
常に自分たちの戦略を客観的に見つめるために、メンターの方々との壁打ち機会は非常に増えたと感じております。
これまではどうしてもボードメンバーの中だけで完結させてしまっており、議論をし尽くしたと感じていた部分でも、外部の方々と壁打ちすると、見えてこなかった部分が明らかになるという経験がとてもあったように感じています。
VCへのピッチの機会は普段でも多く得ることはできますが、事業会社や業界トップランナーへのピッチはなかなか普段経験できないため、プログラムを通してそういった方々とつながる事ができたことも、今後への大きな財産であると感じています。
積極的にメンターの方々に壁打ちをすることが非常に大切だと感じています。特に、これからプログラムに参加する方は、良い意味でまだ戦略の解像度が粗い状況なのだと思います。
そのため、解像度が粗いという事実をしっかりと受け止めた上で、壁打ちや質問を大量にして、濃密なコミュニケーションと早いサイクルでの事業改善を行えば、プログラム終了のタイミングにはとても大きな進捗を生み出せることと思います。
特に事業会社目線のフィードバックは非常に参考になるかと思います。
私たちが今回唯一のD2Cブランドのような事業だったのですが、結果としてコマースのトップランナーの方々からのフィードバックは、今後の事業戦略のセンターピンを見つけるという点においても非常に有意義なものばかりでした。
toB、toC関わらずコマース特化というプログラムは他のアクセラレータよりも得られるものは大きいのではないかと考えています。
New Commerce Venturesでは、現在アクセラレータープログラムの第2期参加企業を募集しています。第2期プログラムでは、前回プログラムに続き、5つのコンテンツを通じて未来のコマースを創る起業家を支援します。
1.フィードバックMTG
採択企業全体での進捗共有とNCVのキャピタリストによる個別メンタリングを開催。事業成長に向けたロードマップの策定、事例共有により創業期に陥りやすい失敗を減らします。
2.ゲストディナー
コマース領域の先輩経営者・専門家をお招きして、各社の事業アイデアにフィードバックをいただく月次交流会を開催します。
3.ゲストメンターによるメンタリング
コマース領域の先輩経営者・プロフェッショナルから構成されるゲストメンターとの個別メンタリングを設定。業界の商習慣・専門知識のヒアリング、POC先・営業先・協業先の紹介を通じて、創業期のスタートダッシュを支援します。
4.投資先交流会
NCV投資先企業との交流を通じて、一歩先を進む起業家の経験から学ぶ交流会を開催します。
5.デモデイ
プログラムの締め括りとして、VC・CVCを招いたデモデイを開催、次回資金調達を支援します。
コマース・リテール領域で革新的なビジネスの創出を目指す方は、是非この機会をご活用ください。
▼応募締切
2023年9月3日(日)23時59分
▼プログラム期間
2023年10〜1月
▼対象企業
コマース・リテール領域(小売・EC・物流・飲食・サービス業等)の課題を解決する革新的なビジネスの創出を目指す起業志望・起業初期の方
※過去資金調達済みの企業も参加可能です。
※法人設立前の個人も応募可能です。ただし、出資を前提とするため、採択後は法人設立が必要となります。
▼採択までの流れ
1.応募
以下エントリーページより必要事項を入力してエントリーください。
https://newcommerce.ventures/accelerator/
2.書類選考
プロダクト、マーケット、チームの観点から書類審査を実施します。
3.面談選考
書類選考通過者に対してNCVメンバーと1〜2回の面談を実施します。
4.プログラム開始
採択決定後にキックオフを開催、事業状況に応じて1000万〜2000万円を出資します。
日本を代表するようなコマース企業の創出を目指す皆様のご応募お待ちしています!